ファーストシューズの想い出
今週のお題「わたしの一足」
「わたしの」ではないけれど、「わたしの思い入れのある一足」の話。
私には姉と妹がひとりずついます。
姉とはそこまで歳は離れてないけど、妹は私が物心ついた頃に誕生しているので当初から兄としての自覚はあったのかな。
そんな妹が初めて自分の足で外に出るとき、妹にとっての初めての靴を姉とふたりでプレゼントしました。
今でも思い出すのは、妹があの赤い靴をはいてよちよち歩きしている姿。
あれから二十数年。
よちよち歩きだった妹も成人し、社会人となり、人生のパートナを見つけ、数年前に母親になりました。
昨年帰省したときに買い物に出かけると言われてついていったら、子供服売り場の靴のコーナー。
妹から「どれがいいかな?」と。
妹にしてみれば単なるおじちゃんからの誕生日プレゼントだったのかもしれない。
でも、私にとっては母娘2代に渡ってファーストシューズをプレゼントすることができた、忘れられない想い出。