だいなしなぺ~じ

管理人しのむんの嗜好をただただ書き連ねるぺ~じ

ましろ色シンフォニー 感想

ニコ動に最終話がうpされたので、そろそろ感想書こうと思います。


↓ネタバレ注意!


極端な作画崩壊もほとんどなく(引き絵がおかしいシーンが何点かありますが)、全体的にみて整った感じに仕上がっていたのではないでしょうか。
また、「天羽みうエンド」ということで、原作に則したストーリーですね。
挿入歌に「さよなら君の声」を起用したり、最後にPSP版ヒロインの小野宮結月を登場させる辺りも素敵だと思います。


ただ、やはり疑問なのは「なぜみうエンドなのか」という点。
みうルートにする利点は、
・紗凪シナリオを盛り込める
・原作挿入歌を流せる
・登場人物のバランスが良い

といったところでしょうか。
特に3つ目については、他の原作エンドでは「みうが空気になる」「結子が登場しない」等の理由があるため、原作通りに進めるのならいい流れだったと思います。


では、原作を知らない人にしてみたらどうでしょうか。
起:学園統合問題
承:仮統合で試行錯誤する新吾たち
転:愛理、アンジェのエピソードと紗凪との関係
結:みうとの未来

このアニメの「起」は学園の統合問題なわけで、前半からそのことに関連するエピソードが続いてきたわけです。
ならば「結」についてもそれに強く関連のある内容であるべきではないかと私は思いました。
その大役を「女友達」である愛理のあの発言だけに担わせるのはちょっと違うかなって。
みうの場合どちらにせよ卒業していなくなってしまうわけですから、ある意味「結」を曲げた形で終わってしまったのではないでしょうか。
「ゲームとアニメは別物」と主張してきた私ですが、それだけに「アニメとして、アニメのみでも完結するシナリオ」が良かったかも。


あとは個人的な感想として桜乃成分が少ないのが残念でしたかね。
これは(「愛理or桜乃」か「みうor紗凪」という意味で)紗凪シナリオとの選択になってしまうわけですから、尺の関係上桜乃エンドにならない限りは仕方のないことだったのかな。
スタートが愛理+桜乃だったわけですから、この点でもラストはこの二人のどちらかに飾って欲しかったです。


この作品は日頃問題視されている「原作レ〇プ」とは逆の意味で、原作ゲームとアニメとの関係性を考えさえられる良い作品だったと思います。


余談ですが、ニコ動のコメにあった「みうが服を着ていない」発言。

私にもそう見えました(笑)
手をつないでいるカットで裾が見えてはいるんですけどね (^o^;)