だいなしなぺ~じ

管理人しのむんの嗜好をただただ書き連ねるぺ~じ

覚悟の差

仕事でもプライベートでもそうだが、他職種の人と接していると時々「えっ?」と思うことがある。


例えば在庫切れ。
私達の業界にとって在庫を切らすというのはあってはならないことで、それを理由に相手を拒むことは出来ないと法律で定められている。
だから、万が一そういうことになれば相手に対して誠心誠意謝罪をし、解決案をすぐに提示しなければならない。
それが例えばスーパーやコンビニだったりすると「置いてません」「売り切れです」で終わってしまうことも多い。
もちろんそれで何か罪に問われるのか?と問われれば、そんなことはない。
でも、そこで「取り寄せましょうか?」とか「〇日後には入荷しますので」っていう配慮があるだけで、その店を贔屓にするかどうかが決まってくると思うのだ。
要は、自分の仕事にどれだけ責任を持っているかなのだろう。


では、その責任感はどこで培われるのか。
他の業種でいくと、就職したとき、後輩が出来たとき、役職についてから、といったその場に立つタイミングであることが多いと思う。
むしろ学生の頃からそういう意識が持てる人の方が少ないだろう。
だが、医療系は少し事情が異なる。
医師、看護師、薬剤師といった有資格者は、学生の頃から「そうなるもの」として意識した状態で社会に送り出される。
よって新人であっても、そういう感覚は少しは養われているのだ。
だから出入り業者等の他職種が義理を欠く対応をしてくればそこを問いたくなるし、それが当然のようにも思ってしまう。
それは正しいように見えて、正確には誤りでもある。


私達の給与が他より高いのは、技術的な面だけではなくそういう精神面でも誠実であり続ける覚悟への対価だと私は考えている。
…というのが、事務の人間との齟齬を生んだ自分への反省の言葉だったりもする(笑)