頑張らないことは罪なのか

私はどちらかというと保守的な人間です。
自分が出来ると思う範囲（実力＋１割くらい？）のことをするし、出来ないと思ったらはっきりそう言います。
そうしないと壊れちゃうから。
「理論上は可能」という危ない橋は、基本的に渡りません。
現実っていうのはイレギュラーなことばかりですからね。

それでもまわりは「とりあえずやってみよう」という。
やって出来たら「次はこれも」とハードルを上げる。
で、気がついたら不安定な状態でのシステムが構築されてる。

前の職場はバッファ的な役割を担ってたので、自店舗が出力不足で悩むことはほとんどなかった。
今の職場もそのはずだったのに、いつの間にやらギリギリのラインで保ってる。
病欠者が一人でも出れば、下手すれば回しきれないような状態。

「やって出来ないことはない」は「やったらできないこともある」ということ。
そのリスクを考えないで切り詰めれば、内側に多かれ少なかれ歪みを生む。
露呈しないからといって、どうして歪みがないと考えるのか。
どうして既に歪んでいると訴えているのに、見てみぬ振りをするのか。

それが上に立つものの資質だというのなら、私は偉くなんかなりたくない。
そんなことで破滅してたまるか。